最近世間を賑わせている香川県のゲーム条例。高校生以下の1日のゲームの時間が1時間とするとか。それを聞いて1番に私が思ったことは、
香川県に住んでなくて良かった
というのも、私の息子がeスポーツのプロを目指しているので、練習時間が1日に1時間と言われたら厳しいのではないか?香川県に住んでいたら、プロは諦めないといけなかったかも。それに私自身、ゲームが親子や子供同士のコミュニケーションにどれほど役に立っているか、身に染みて実感しているからです。
ひと昔前は「ゲーム=悪い」と広く思われてたと思います。今もそう思っている方が多いかもしれません。でもその考えは時代と共に変わるべきなんです!
では、どうして「ゲームは悪い」と思われるでしょうか?
ゲームが悪いと思われる理由
ゲーム依存(ゲーム障害)の問題
このワード、よく耳にするようになりました。そもそもゲーム依存とはどういう状態を言うのでしょうか?WHO(世界保健機関)によりますと、
- ゲームをしたい!という衝動が抑えられない、我慢出来ない。
- 日常生活の何よりもゲームを優先してしまう
- 仕事や学業、健康等にマイナスの結果がでても、ゲームが止められない
- ゲームを継続することで、個人、家族、社会、学習、仕事などに重大な問題が生じる
これらの状態が12ヶ月以上続く場合、ゲーム障害となるそうです。
ちょっと思ってたのと違うわね
そうなんです、ただ漠然と「ゲーム長時間やってる」という事を言うわけではないのです
そもそもゲーム依存の根本的な原因は、子ども自身の自己肯定感の低さからくる場合が少なくありません。子どもは、自分を認めて貰えない、自分の存在価値を見いだせない、そんな心に問題を抱えた子が、上記のゲーム依存(ゲーム障害)になっている場合があるんです。ですから、もし子どもがゲーム障害になりそうで心配だと思っている方がいたら、これを機に自己肯定感を見直してみてはいかがでしょうか?
自己肯定感を高めていけば、子供の心配な行動はなくなっていきますよ
コミュニケーション力の問題
画面に向かって黙々とゲームしている姿をみると、心配になる気持ちわかります。
だってコンピューターと向き合ってるでしょ?人間関係をちゃんと築いていけるのかしら
しかし、これは時代とともに変化しています。今ではビデオチャット、ボイスチャットで子どもたちはコミュニケーションとっています。むしろゲームをコミュニケーションツールとし、遊んでいます。待ち合わせもオンライン上です。昔と遊ぶフィールドが変わっただけなんです。
ネットの付き合い方には、様々な問題があります。目には見えない分心配なことも多いですね。でも、これからの時代には、切っては切り離せないものです。まだ親の目の届くうちに触らせて、一緒に使って、学ばせていってあげましょう。失敗するなら今のうちに。手が離れてからでは遅いです。今の子供たちは、私たちよりもずっとスマホやネットを使いこなします。私たちも漠然とスマホは危険だ、なんて思わずに、もっと学ぶべきです。知らないから危険だと思うだけです。
勉強しない、成績が下がる
では、ゲーム時間を制限したら勉強するでしょうか?答えは『No』です。勉強しないのはゲームが原因ではないのです。そもそも勉強が嫌なんです(笑)
『ゲームをするから勉強をしなくなる』のではなく、『勉強に意欲がないからゲームをする』んです。原因と結果が逆です。
じゃぁどうすればいいの?
勉強の在り方を考え直さなければいけません。子どもはそれぞれ意欲の出どころが違います。自分の子供がどうすれば意欲が出るかは、日々の子どもの様子からわかる事です。ご褒美でやる気を見せる子もいれば、計画的にやる事で達成感を感じる子もいます。ここで大事にして欲しいのは、『子供自身が決める』ということです。親が押し付けるのではなく、子どもに『相談』してみましょう。
どうすれば勉強がやりたくなるかな?
そして、子供自身が決めた事を応援してあげましょう。
ちなみにウチの娘の場合、Minecraftが大好きで、Minecraftだったら楽しんで学べる!という感じだったので、私が迷路のワールドを作り、脱出ゲームのように正解のドアを開けて進んで行きゴールする、という物を作りました。問題は、読み書き計算だけではつまらないので、ママの好きな食べ物は?なども入れました。好きなゲームだと遊び感覚で学ぶことも出来ます。
楽しめたけど、私のマイクラ知識が乏しくて単純なモノになってしまったので、コマンドやトラップなどもっと勉強しないと〜。Minecraftって子供にも大人にも学びの要素がすごく多いのです。
ゲームのスゴイところ
コミュニケーション力が育つ
ゲームの種類によりますが、最近はオンライン対戦で、人と関わるゲームが多いんじゃないかなぁと思います。対コンピューターではなく対人なんですね。家で一人でいるように見えても相手がいるんです。そんななか子どもはコミュニケーションを学んでいます。
問題解決能力
最近のゲームは定期的にアップデートされてどんどん内容が変わっていきます。ということはどういう事かというと、そのゲームを攻略又は勝利するには、最新の情報を収集しどうすれば良いのかを常に考えていかないという事です。これからの時代に必要な非認知能力が鍛えられます!
eスポーツとしての魅力
サッカーや野球と同様に競技として、エンターテイメントの1つになっています。子どものゲームのプレイを見ているとドキドキハラハラする場面がたくさんあります。まさにエンターテイメント!
日本では、ようやく少しずつ、eスポーツが認知されてきましたが、アメリカや韓国など海外ではプロゲーマーという職業が確立されていて、賞金の額もすごいです!日本でもゲーム市場がさらに盛り上がっていく事間違いなしです。
考え方を変えよう!
そうは言っても、やっぱりゲームってなんか悪い気が…
では、こう考えてみてはどうですか?
ゲームは部活
サッカー部、野球部、と同じように「eスポーツ部」として考える。そうすれば、練習時間も必要だし、毎月部費も払います。サッカーや野球も必ずしもプロ選手になるわけじゃないけど、部活としてやってること自体否定しませんよね?青春の1つだし、やる事にたくさんの意味があります。自主練なんかやってると褒められます(笑)実際に今、高校や大学で部活、サークルが増えてきています。ゲームの家庭教師も出来てます!(ゲムトレ)
部活として考えたら、ルールも決めやすくなるのではないでしょうか?
コミュニケーションツールの一つ
もしお子さんがゲームが好きなら親子のコミュニケーションツールとして最高だと思います。「ここどうやってやるの?」「どういうゲームなの?ちょっとやってみようかな」とか言うだけで、子供はいつもの3倍喋ります。私は中学生の息子との距離を詰めたくてスプラトゥーン2を頑張りました。左から右に動くゲーム世代の私に、360度の視点は酔いましたが…時間をかけて慣れました。それに小学生の娘と遊ぶためにMinecraftを覚えました。Minecraftの本も5冊くらい買いました。それでも子どものYouTubeで得た知識量はもっとすごいです。
子どもが夢中になってる事を話す饒舌さはスゴイですよ
プロを目指してもいいかも!
人生で夢中になれる事に出会えるって素晴らしい事だと思います。ウチの子の場合、サッカー、バスケ、ドッヂボール、習字、卓球などやらせたけれど全然ハマりませんでした。(そもそも私が勧めたのがよくない)だから夢中になってゲームを楽しむようになって、すごく嬉しかったんです。プロを目指すくらい夢中みたいです。
まだプロゲーマーの情報が少なくて、先が見えない不安があると思いますが、世界的にみると eスポーツ市場、スゴイ事になってます!日本も高校生、大学生でeスポーツ部増えてます!きっと今にない職業も増えます。ゲームの家庭教師もその1つだと思います。
どうせなら、子供の夢中を応援できる親になりませんか?
まとめ
いかがでしょうか?これを読んで、ゲームのいい面を知ってもらえると嬉しいです。そして親子の仲がもっと良くなったらいいな、と思います。
コメント