HSCの具体的な”あるある”を知る

HSC
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自分の子がHSCかどうかを知る

何らかのきっかけでHSCの概念を知ったとして、はたして自分の子がHSCなのか?疑問に思う方もいると思います。病気でも障害でもないHSCは、誰も診断をしてくれるわけではありません。まずは、アーロン氏の作った23のチェックリストを見て答えてみることをお勧めします。

しかし、チェック項目を見ると、質問に対して具体的な内容が浮かばず、『はい』なのか『いいえ』なのかはっきり言えない項目もあるかもしれません。

なんだか自信がないわ

そんな時に読んで貰いたい本はコチラです。

HSC子育てあるある うちの子はひといちばい敏感な子

この本は、実際にHSCを持つお母さんによって書かれた本で、具体的にHSCのあるあるの行動が4コマ漫画で描かれています。とても読みやすく、途中で子供に邪魔されても中断しやすいので、オススメです。子育てカウンセラー・心療内科医である明橋大二先生のアドバイスもあり、育児で疲れた心が楽になります!

なーこ
なーこ

この本を読んで娘がHSCだと、さらに確信できました

HSC娘のあるあるをご紹介

この本を読んで、HSC娘も同じ!と思った具体的にをご紹介致します。

何かが見えている

娘が、もうおしゃべりをしていた頃なので、2歳はすぎていたかなと思います。ある日、夜中に急にガバッと起きて、宙を見ながらギャンギャン泣いて、すごく怯えていた事がありました。それを見た夫は、『絶対なにかいる!!』とビビっていましたが、私は寝ぼけているんだろうなーと思って、そのままなんとかなだめて寝かせました。そのような事が数回ありました。

豊かな想像力が見せるものなのかも?それか第六感的な何かが働いているのか?わかりませんが、HSCにはあるあるなんだなと驚きました。

石橋を叩いてわたる

行動する前は、失敗した時の様子を想像してとても慎重になります。大袈裟ですが、石橋を渡る前に確認しまくる感じですね。

特に!交通ルールはきっちり守ります。最近、自転車に乗りますが、ヘルメットは必ず被る、横断歩道では、自転車専用で区切られているところ(シマシマではないところ)を最後まで通ってから歩道にあがる、運転中はブレーキに手をかけておくなど、安全面に細心の注意を払います。そういう訳で、比較的安心してお出かけできます。

HSC娘
HSC娘

ママの事も気にかけて注意することもあるよ

思い通りにならないと世界の終わり

自分がやりたい事が思い通りにならない時の癇癪が、もうそれはびっくりするくらいひどいです。元の状態に戻るまでにものすごーーーーく時間がかかります。1、2時間なんてざらです。これはHSCと気付く前だったので、本当に悩まされました。なんで?なんでそんなに?って思う事がとても多かったです。

なーこ
なーこ

HSCについて知れば知るほど、その原因がわかるようになります

チャイルドシートを嫌がる

赤ちゃんの頃、チャイルドシートを嫌がって、ギャン泣きされる事がほとんどでした。座らせて、力尽くで抑えて、ベルトが緩まないようにきゅーっと閉めて。運転中もギャンギャンと泣かれるので、気が散る事もしばしば。おもちゃだったり、おやつだったり、DVDだったり、あらゆる策を毎回考えて挑んでいました。

食べ物のこだわり

ほんの些細な事でも気になったらダメみたいです。例えば、お茶碗の白ご飯に、一粒硬いお米がありました→もう食べれません。とんかつに、いつもと違う銘柄のソースをかけました→もう食べれません。カレーライスは白い部分がなくなるまで混ぜてからじゃないと食べない、などです。料理を作る側からしたら、作ったものを食べてくれないと本当にイライラするのですが、今では子供のリクエストに応えるようにしてとりあえず食べたいものを食べてもらおう!というスタンスでやってます

なーこ
なーこ

食事問題は、どの家庭でもあるあるかな?

ぬいぐるみが大切

娘はとーーってもぬいぐるみが大好き!家にある5段ラックにも収まりきれず、衣装ケースにもしまっています。私も子供の頃にぬいぐるみが好きでしたが、娘にはそれ以上の感情があるようです。

以前、ディズニーランドに行った時、周りの人はかわいいダッフィーを持って歩いく中、娘は超お気に入りのくたびれた犬のぬいぐるみを持っていきました。そしてなんと、途中で落として失くしてしまったのです。その時の動揺はなかなか凄かったです。幸いにもその犬のぬいぐるみは落し物センターに届いていて、無事手元に戻ってきました。その時の娘の安堵した表情を見ると、やはりぬいぐるみは特別な存在のようでした。

新しい環境に慣れるのに時間がかかる

これは、正確には新しい環境が苦手、と言うことになります。幼稚園へ入学した娘は、楽しく1年間通っていました。年中になり初めてのクラス替えありました。そこから幼稚園の登園渋りが始まったのです。毎朝登園を嫌がる娘を、あの手この手で連れていく毎日。何度も『幼稚園に行きたくない子を無理に行かせる事が必要なのか?』と疑問を抱きました。ただ、幼稚園に行けば楽しそうに遊んでいるので大丈夫と思っていました。しかし娘の登園しぶりは卒園まで続くのでした。今思えば、楽しそうに見えていたのは、無理をしていたからだと思います。

小学校でも通ったのは2ヶ月で、今は不登校です。

幼稚園から帰らない

毎日登園渋りだった訳ですが、帰りのお迎えに行った後、そのまま友達と園庭で遊んで帰らないんです。2時間は毎日遊んで帰っていました。そんなに楽しいなら、朝も楽しく幼稚園に行けばいいのに・・・とよく思っていました。

なーこ
なーこ

私もその間、ママ友とのおしゃべりを楽しみました!

ストーリーの発想が豊か

娘はおもちゃのフィギュアを使って遊ぶのがすごく上手です。もうとまらない。フィギュアは女の子の好きなキャラだけではありません、恐竜だって虫だって、なんなら空箱まで使ってストーリーを展開させていきます。その時の集中力には目を見張るものがあります。元々おしゃべりなので、止まらずに喋ってるなーと思っていましたが、よくよく聞いていると、ストーリーの展開の速さに驚かされました。

あまのじゃく

これは少し説明しにくいのですが、『はやくして』とか『置いていかれちゃうよ』とか、いくつか地雷のワードがあって、それを言うとどんどん意地っ張りになって、やるべき行動が出来なくなるんです。そして出来なくなるのはいつも「ママのせい!」。よくわがままと捉えられる部分だと思います。地雷ワードには気をつけて、うまく娘の気持ちを尊重したいなぁとは思っているのですが、なかなか難しいところもあります。

お風呂戦争

お風呂に入るのを嫌がるくせに、入るとあがりたがらない。という次の行動への切り替えが苦手だと言う事です。だからお風呂は本当に疲れます。

周りが気になる

たくさんの人がいる場面で、すごく周り人の行動が気になるようです。「気になる」と言うのは、教室の雰囲気や状況から多くの情報が頭に入ってきて、それに対して共感したり考えたりする事です。これが不登校になった原因のひとつかな、とも思うのですが、娘が話してくれた中には、

『周りのルールを守っていない子がすごくが気になる』

心の中
心の中

危ない事してるよ〜大丈夫かなぁ。先生にもきっと怒られちゃうよ。先生の怒る声聞きたくないのに。。。

『人前で発言したくない』

心の中
心の中

教室で発表した方がいい雰囲気だけど、みんなに見られちゃうし、間違えたら恥ずかしいし、絶対手を上げないもん。あ!手もあげてないのに指されちゃった!嫌だ〜!(心臓バクバク)

と言う事がありました。結果、とにかく疲れるようです。

ストレスを吐き出す

1日の終わり、つまり寝る前に『あー今日も最悪な1日だった』とよく言っていました。そして、1日の嫌なことを私に愚痴るんですね。1日の終わりにそんな気持ちになるのはなんだか可哀想だな。と思って心配していました。でもそれは、ストレスを溜めない方法だったようです。聞く側としては辛いですが。でも最近は、ずいぶんと心が落ち着いてきたようで言わなくなりました。

なーこ
なーこ

寝る前以外で吐き出されることはありますよー

ひどいことを言うけどいい子になるぞ

不機嫌な時はもうびっくりするくらい、私(ママ)を攻め立てます。荒れている時は手がつけられません。自分がひどい事を言っていることはきっと本人もわかっています。でも感情のコントロールがうまくいかずにひどい事を言ったりします。でも落ち着けば、いい子になります。見ていて『あ、切り替えたな』と思う瞬間があります。この繰り返しです。でも、だんだんと自分で『あ、まずい』と思う瞬間に切り替える術を覚えてきたようで、気持ちが高ぶった時に時間を置いて落ち着こうとするようになりました。成長するんですね!

人生について深く考える

身内のお葬式に行った時から、死というものについて怖がるようになりました。「どうして死んだの?私も死ぬの?死にたくない」なんて言いました。それに、私に「おばあちゃんにならないで欲しい」とかも言います。返答にものすごーーく困りますが、『もう少し大きくなったら、そんなに怖くなくなるからね』とか『ママもそういうこと子供の時はよく考えたな』という事にしています。

さいごに

この本の帯に『子どもの敏感さを知ったら、子育てがラクになりました』と書いてありました。本当にその通りだなと思います。HSCの事を知れば知るほど、娘のいい部分がたくさん見えてきました。

それに同じような悩みを持つ人の話を聞くだけでも、本当に心が軽くなります。最近は”ワンオペ育児””アウェイ育児”なんて言葉も耳にしますが、今ではネット環境が整い、SNSもあり、簡単に仲間が見つかる時代だと思います。どうぞ一人で悩まずに、多くの方と繋がって欲しいと思います

今後お勧めのSNSやコミュニティもご紹介できればと思います。

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